「黄色潜水艦」遊びジャーナル(仮元祖1)

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「君が代」は怠け者の歌!?

もと歌は古今集の、詠み人知らず、の以下である。

わが君は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔のむすまで


解釈すると、

わが敬愛するあなたさまは、
月や星の命がたいへんに長く、美しく輝ききらめくように、
小さな小石が大きな聳え立つ岩石になって成長し、
流されず動かずに風雪に耐えて、
苔を生じさせるように(財貨を蓄積し)、
永遠に安定した存在となるでしょう。
(そうあられることを私祈ってます。)
というふうな「恋歌」となる。

ちと気になるのは、小石が岩石になるというところで、
むしろ地学的には岩石が小石になるはずなのだが、
ひょとしたら、
相当の圧力によって、
石炭がダイヤモンドになる理屈の類のことをかもしれない。
ないしは単純に、今は小さくても末は大きく程度のイメージか。

てなことで、
この「苔むす」については、
イギリスの「転石苔むさず」 A rolling stone gathers no moss.
が出典となっていて、
日本でももちろんよき意味に使い、
龍安寺の石庭ほか、墓を除いてはめでられる。

ところがアメリカでは、この苔を悪い意味にとるらしい。
むしろ転石を評価するらしい。
(現代では日本でもそのように解釈する)

となると、いまや、この日本国歌は「怠け者で大成しない」ことになるので、
以下のごとく変えるべし。

君が代は 千代に八千代に 転がる石の 巌となりて 苔の生さざるやうに


ここにおける「君」は現代語の「キミ」と解釈だから、
キミの生涯は月や星が輝くように、
怠けたり安住したりすることなく活動的な大物になれ。
てなことになって、
少年よ大志を抱けになるから、
このほうがよいではないか?