「黄色潜水艦」遊びジャーナル(仮元祖1)

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高一同級生に母親殺害依頼・30万円で殺人請負の怪奇

思春期には、親離れをするのが当たり前である。

そのプロセスで、
さまざまな心理的葛藤があり、

早い話が、
親が親であることを拒否する事態は、
私も経験済みである。

それが、
自然な流れとして、

親の側の子離れ=子の独立支援=愛情という前提があれば、

たとえ親がどのような実態であろうと、
親に対する殺意などは発生しないと思われる。

が、

親が無反省な自分の価値観で、
経済的に制度的に子を支配し抱え込もうとした時に、

成熟しつつある子はそこに自らへの人格無視を感受する。


親殺害などという事態は、
意識の上で行なわれうるとしても、
現実に実行することは基本的にはありえないと、
実際に心理を経験した私においても、そう考える。

なぜか。

逆に親であるからこそ、
抵抗・無視の行動が、対他人よりも可能だからである。

さて表題の事件につき、
当人の考えや事実経過を知らなければ何とも言えないが、

ひとつ言えることは、
表題の「怪奇」事件が、
あるいは現在の親子家族の怪奇を先鋭的に象徴していると、
私にとっては、さほど不思議でもないという事実こそが、
実は各現場において現象しているのであるから、

ここでの怪奇は、


その少年が自ら手を下さず、
同級生に依頼し、ついでにウソをついて、
その同級生が30万で引き受けて、実行した、
このことである。