自殺で止まる電車の話
飛び込みタイミングへの遭遇については、
記憶にあるだけで、6件ほどである。
そのうち3件がここ2年に遭遇で、
つまりは、私が乗った電車が、その前の電車への飛び込みのために、
途中で一時間半ほど停止して待たされるハメになった。
先日は、疲れていることもあって、さすがにムッと来て、
車掌に駅へ戻るか降りるかでけまへんかぃ?と聞いたのだが、
あとが詰まってるわけだし、止ったところが橋の上ではムリにはちがいない、
しかし、その車掌は、ある矛盾を暗についていた。。
「昔は死体を線路から退けて進行できたのですが、今は警察が現場検証終えるまで止っ
ていないといけないんです。。」
で、警察がやってきたのは事故から一時間後。
どういう趣旨で「決まり」が変わったのかは不明だが、
だったら、止められて帰れない客の迷惑を考慮して、
生き死にを確認するのはJRではないのだから、
ひょっとしたら生きてるかもしれんのだから、
救急出動を速やかにした上で、
電車を進行させたのちに検証でよかろうが?
例の車掌クンも、その点が疑問だったらしく、
停止事情を伝えた上で、
「まだ警察が到着しません(!)」から
「ただ今こちらに向かっているそうです」から
「ただ今(やっと!)到着しました」まで、
けっこう分かりやすく「実況中継」してたので、
わが怒りは警察のノロさへ、となったのだが、
それはともかく、
「自殺」という出来事と方法について、
私も心理的には無縁ではないけれども、
安易に増えている事態について、うんざりもするこの頃でもある。。