「黄色潜水艦」遊びジャーナル(仮元祖1)

ブログです。姉妹ブログsへのリンクはサイドバーの一番下にあります。。

loopyは、文脈からは、やはり「クルクルパー」のことであった・・

もともと、
日本語の「クルクルパー」も、
対象や使用例が不明確な表現であるが、
 
まず
「パー」ないし「ぱぁ」は、
俗語として、
「ばか、アホ」ないし、
「ゼロ、ご破算」の意味として、これはよく使われる。。
 
 
で、
「クルクル」は、
唐突だが、あちしは「(頭の)つむじ」の象形でRと思われる。
他に、
「まめに動く」「幾重にも巻きつく」を採っても良い。
 
 
で、
あちしの用法経験からは、
少なくとも、
madやcrazyはむろん、
foolishやstupidでもない。
 
 
して、
最近はミンシュオザワ機関紙となっている「日刊ゲンダイ」が、
 
「・・このコラムの『loopy』は、『つかみどころのない』『訳の分からない』という意味で、小バカにしているところはありますが、悪意はありません。言語学修士課程にいる友人にも確認しましたが、『現実離れしていて物事のとらえ方がずれていて、焦点が定まっていない、変なヤツ』というのが正解です」
 
と、
やはりミンシュ弁護的に「ユートーセー的抽象解釈」しているが、
 
 
何の何の!!
以下のアル・カメンさんの、
loopy解釈の参考例」を見れば、
 
その例示の二人は、
「公人としての資格はない、とんでもないクルクルパー」として、
むしろ「公民権」を葬る意味として使用されとりまんがな。。
 
<loopy解釈の参考例部分のMy英訳>
例えば、「(選挙の)キャンペーン用ビデオ撮影者」と呼ばれている女性との間に出来た「隠し子」を元上院議員ジョン・エドワーズが昨年承認して以来、彼が言ったほとんどのことはたぶんloopyとしての資格を得るでしょう。
 
別の例はサウスカロライナの知事マーク・サンフォードでしょう。そのサンフォードは、アルゼンチンの女性との彼の炎熱の情事が発見された後にテレビに出て、不適切関係をし続けていたが辞職するつもりはないと言いました。
それは少しは了解できました。 しかし次に、彼のまもなく別れる妻の伝記どおり、彼は、彼の疎遠な妻に電話をして、自分の記者会見のパフォーマンスに関して「出来はどうだったかね?」と尋ねました。
 
さて、それがloopyだったのです。この例が(loopyの意味を)補強することを期待します。
 
<同原文>
For example, almost anything former senator John Edwards (D-N.C.) has said since he acknowledged his "love child" last year with a woman called the "campaign videographer" would probably qualify as loopy.
 
Another example would be South Carolina Gov. Mark Sanford (R), who went on television after his torrid love affair with an Argentine woman was discovered and said that, while he had done something wrong, he would not resign.
That was more or less okay. But then, according to his soon-to-be-ex-wife's memoirs, he called his estranged wife and asked about his news-conference performance, "How did I do?"
 
Now, that was loopy. Hope this helps.
 
 
要は、
アル・カメン氏の言うクルクルパー=loopyとは、
欲に任せてまめに動いて、
あれこれ公私が幾重にもこんがらかって巻きついて、
現実と自他を対象化・客観化できずに、
全てがご破算となってしまうトコロの、
 
つまりは、「人間失格」とゆー、
かなり手厳しい意味を込めた、
例えばカントの「人格論」を踏襲した、
アイロニー・ジョークでありやんす。。
 
 
ホンマに、
皮肉とジョークと逆説と公私のケジメとが分からない、
「人・間」の現実が分からない「優等生」「甘えっ子」がこそ世に出ている、
・・であるいは、
別にジャポンに限らない普遍現象ってコトでせう。。

 
ただ、し・・
言は必ず己に還るので、
その課題は常に残るのことよカメンさん。。
(表現がちと「婉曲」気味なのが気になりもす。)