「黄色潜水艦」遊びジャーナル(仮元祖1)

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「♪タッチ」と「アンタッチャブル」-「性」のありか6(予定)

エロティックの極致は何にもしないことやで、
と、
稲垣足穂が言っていた。

私は、最近になって、その意味が分かりはじめた。

念のため「視姦」などというものではない。

要するにタルホは、本来のエロス=愛慕のことを言っていたのだろう。

そう言えば、
「脱がせる」までのコミュニケーションがメインであって、
そのあとは、
子孫を作るため以外は、一種の「苦痛」でもあり、
ないしは、
「滑稽」の類ではあーりませんか、、。

とはいえ、
イチジクの葉っぱ以来、衣装と意匠と恥の混合であった人間の、
これを言うと差別かもしれない「天と地」の和合、
この「自然」が「人為」になってしまった「近代」にあって、
コミュニケーションとはスキンシップ抜きには不可能である原則を、
犬や猫の「癒し効果」と分かっていつつ、
どうしてニンゲンだけが面倒なのだろうと、
私としては、「♪タッチ」主義なのではある。

が、
チカンがチカンでしかないのは、
単なる即物でしかないからであって、
ただし、
「即物」にもまた「美学」はある。

というのは、
触りたい形象、触りたくない形象、それぞれがあるべきであり、
「アナがありゃーいいってもんじゃないでしょー」という、
タルホの言に尽きる