「黄色潜水艦」遊びジャーナル(仮元祖1)

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わが家の「文明開化」とAkemiちゅわん

六畳一間のアパを脱出して
3DKの借家へ移ったのは小6の夏休みの始まりとともにであった。
 
それまでの、共同炊事場・水道・便所、
むろんガスなし、フロなし、七輪と火鉢・・・の生活が、
台所はムロン、ガス、フロ、トイレ、名ばかりの「箱庭」つき、
ついでに冷蔵庫・TV・掃除機・扇風機、にバーベキューコンロ・・
ほかあれこれの「電化文明」が一夜にしてやってきた。
 
言ってみれば、
当時の「平均的・並文明」になったにすぎないのだが、
わが家にとっては、
おぉ! これでやっと「市民」になった
の感覚であったのでRRR。
 
が、
電話については独占公社の横着ぼったくり仕事で、
申し込んでから一年余まで待たされた、ので、
まだまだ市民とはいえない
ついでに欲しい自転車もない、
・・ので、
徒歩が基本の「下層市民」であったが、
何はともあれ贅沢は敵、とはいえなぜかカメラはあって、
 
わが要望のワンコロも、
テキトーに聞き流してた親父が、なぜか、
引越し一週後くらいのある日突然にダンボールに入れて持ってきて、
 
イメージ 2
 
グラブやバットにボールなども買ってくれて、
転校先のクラス全員に鉛筆セットを配って、
いちおうそれなりの「並小市民」とあいなった。。
 
で、
親同士は挨拶済みだが、
ぼくラはお向かい事情をよく知らナイ。
で、越して間もないある日
お向かいの庭でその「主人」が水まきをしてる・・
ん!?
ぜったいにマチガイなぃ!
TVのCMのアノたれんとだべサ!
と、あちしは確信して、「**ちゃん!?」と言ってみた、
ら、
カレがCMどおりのポーズをしてくれたので、
わはは! と即、仲良くなったノデアル。
 
それが緩和剤になったともいえるが、
まだまだ「売り出し中、駆け出し」のタレントにとって、
気づいてくれた相手に嬉しかった、
その家族にとっても、
(当然に見栄張りのわがバカ親は「子の優等」も吹聴シテルとゆー前提で)
あちしの芸能好きアホ感覚に和んだ、
その後、特に若奥サマはあちしを好いてくれた・・
とゆー経緯のなかで、
 
すかす、
Akemiちゅわんとの「出逢い」は、
親父が持ってきたタロがきっかけだったと想う。。
 
イメージ 1
 
10歳の女の子、
なかなかの「年頃」なので、・・・
・・動物ってーのはそーゆー「かすがい」でありうる、
あちしがせっせとタロを躾けたり遊んだりしてる、
その犬を目的に近づくのは自然であるので、
ソコから出逢いは始まった。。
 
して、
先のわがバカ親の見栄吹聴が事実でアルことは、
タロを介して「出遭った」あとまもなく、
Akemiちゅわんがドリルやらもんだいしゅーやらを抱え
あちしに夏休みの宿題をおせーてほしーと押しかけた、
それで証明されたのだが、
 
・・・あちこち「真っ白」だらけ・・
にもかかわらず、悪びれず
あちしに接近して来つづけたのは、
わが家の「文明開化」とともに生じた、
ある種「未知の女の子」との遭遇であった。。
 
つづく。